20140127 週明け株価1万5000円割り込む 新興国の景気不安で

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週明けの平均株価は、世界的な株安と円高の流れを受けて、一時、約2カ月半ぶりに1万5000円を割り込みました。

 (経済部・国吉伸洋記者報告)
 先週の中国から始まった新興国経済への懸念が、世界連鎖株安を招いています。先週末にアルゼンチンやトルコなどの通貨が急落し、新興国の景気への不安から世界各国の株価が大きく値下がりしました。東京市場は週明けも下げ止まらず、一時、去年11月以来の1万4000円台まで値下がりしています。また、為替市場では、リスクを避けるため円が買われ、一時、1ドル=101円台まで円高が加速しています。28日からアメリカで始まるFOMC=連邦公開市場委員会で、量的緩和策の縮小ペースが維持されれば、新興国から資金を引き上げる動きがさらに強まる可能性もあります。今週から本格化する国内企業の決算発表はおおむね良好とみられていますが、マーケットの動揺はしばらく続きそうです。